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【SDGs】地球環境維持にも貢献!おすすめのサスティナブルなプリンター4選

地球

近年、よく耳にするようになった「サスティナブル(sustainable)」という言葉。みなさんも、一度は聞いたことがありませんか?

サスティナブルは 「持続可能な」と訳される形容詞で、2015年に国連総会で採択されたSDGs(エスディージーズ)の影響もあり、多くの企業がサスティナブルを意識した商品開発や流通に取り組んでいます。同時に、サスティナブルであることを製品購入時の動機の一つとする消費者も増えています。

この記事では、「サスティナブルなプリンター」をテーマにおすすめの製品を紹介します。サスティナブルであることを、プリンターを選びの新しい基準の一つとして考えている方は、ぜひ参考にしてください。

サスティナブルなプリンターとは?

サスティナブル
サスティナブルを実現する方法にはいろいろなものがありますが、プリンターに関して言えば、「生産や流通に際して資源を浪費しないこと」や「二酸化炭素の排出量を抑えること」が該当します。

具体的には、大容量インクタンクを搭載したプリンターは、従来のカートリッジ式のプリンターと比べて資源の消費量が少なく、サスティナブルなプリンターと言えるでしょう。また、再生プラスチックを使うことで二酸化炭素の排出を削減し、カーボンニュートラルを実現したプリンターもあります。

そして製品そのものではなく、修理サービスによって環境負荷を減らす試みも始まっています。故障したプリンターを買い替えず、修理しながら長く使うことは、資源を有効活用することになるからです。

以下では、これらの観点から、おすすめのサスティナブルなプリンターを紹介します。

サスティナブルなプリンターおすすめ4選

大容量インクタンクを搭載した高画質プリンター「EW-M873T」

 

EW-M873Tは、6色インクを採用した大容量インクタンク(エコタンク)搭載のプリンターです。従来のインクタンク方式のプリンターは、ビジネス向け製品のせいかインクの色数が少なかったのですが、EW-M873Tはインクの色数が多く高画質である点が特徴です。写真を鮮明にプリントできるので、家庭用のプリンターとしてもおすすめです。

EW-M873Tの特徴

エコタンクを搭載した環境に優しいプリンター
エプソンによるとエコタンク方式のプリンターは、カートリッジ方式のプリンターと比較して約72%も資源消費量を減らせるとのことです。比較に使用された機種は、EW-M873Tとは異なるので数字は若干変わるかもしれませんが、エコタンク方式のプリンターは一般的に環境に優しいプリンターであるといえます。

6色インクが搭載され写真印刷も高画質
エコタンク方式のプリンターは、印刷コストが安い一方、本体価格は高めです。そのため大量の印刷をするビジネス向けで、文書印刷に強い製品が多いという特徴がありました。本製品は、写真も高画質で印刷できる6色インクを採用しているので、写真印刷の機会が多い家庭用のプリンターとしてもおすすめです。

低コストで大量印刷に向いている
エコタンク方式のプリンターの大きな特徴は、印刷コストが安いことです。本製品の場合、A4文書がカラー約1.8円、モノクロ約0.7円で印刷できます。L判写真は、用紙代も含めて約8.1円で印刷できます。印刷スピードも速いプリンターなので、印刷待ちのストレスもありません。大量に印刷する人には、とくにおすすめのプリンターです。

EW-M873Tの仕様

価格
参考:5万9980円(税込み・Amazon 23/5/24現在)

ランニングコスト
A4カラー文書:約1.8円
A4モノクロ文書:約0.7円

対応インクボトル
TOB-PB トビバコ フォトブラック
TOB-MB トビバコ マットブラック
TOB-C トビバコ シアン
TOB-M トビバコ マゼンタ
TOB-Y トビバコ イエロー
TOB-GY トビバコ グレー
※各約1800円~(Amazon 23/5/24現在)

5年サポートサービスが使える低価格なプリンター「PX-S505」

大容量インクタンクを搭載したプリンターは環境に優しいのですが、大量印刷をしない人にとっては本体価格の高さがネックになります。印刷枚数をそこまで求めない環境では、PX-S505のようなカートリッジ方式のプリンターを購入して、サポートサービスを使って長く使えば、環境負荷を小さくしてプリンターを使えるでしょう。

PX-S505の特徴

5年間修理料金をサポートしてくれる「カラリオスマイルPlus」
本製品や先ほど紹介したEW-M873Tは、カラリオスマイルPlusの対象モデルです。カラリオスマイルPlusには全額サポートプランと半額サポートプランがあり、それぞれ修理費用の全額または半額がサポートされます。サービス期間は5年間で利用回数の制限がなく、引取も無償で行ってくれます。修理しながらプリンターを長く使いたい人に便利なサービスです。

本体価格が安い単機能プリンター
PX-S505は、コピーやスキャン機能のない単機能プリンターです。その分、本体価格が安いことがメリットになっています。にじみにくい顔料インクを採用していて、文字が読みやすく文書印刷に適しています

スマホとの連携が可能
本製品は、専用アプリを使ったスマホとの連携が可能です。スマホで撮影した写真や資料のデータを簡単にコピーできるので、スマホと連携することでコピーができない単機能プリンターのデメリットが解消されます。

PX-S505の仕様

価格
参考:1万円(税込み・楽天市場 23/5/24現在)

ランニングコスト
A4カラー文書:約14.4円
A4モノクロ文書:約4.5円

対応インクカートリッジ
ICBK69 ブラック
ICBK69L ブラック増量
ICC69 シアン
ICM69 マゼンタ
ICY69 イエロー

※各約1000円~、ブラック増量約1700円(Amazon 23/5/24現在)

買い替えに便利なサービスが使えるインクタンク方式のプリンター「G6030」

キヤノンのプリンターには、保証期間の延長や下取りポイントをもらえる「らくらく買替便」というサービスがあります。こちらのG6030は、らくらく買替便の対象になるプリンターです。環境負荷が小さいインクタンク方式のプリンターでもあり、この2つの点でサスティナブルなプリンターといえます。

G6030の特徴

保証期間が延長され下取りポイントももらえる「らくらく買替便」
キヤノンオンラインショップで会員登録してプリンターを購入すると「らくらく買替便」の対象になります。保障期間が2年に延長されて、下取りポイントももらえます。下取りに出したプリンターは、キヤノンのグループ子会社によって再資源化されます。さらに、1台につき10円の環境保全活動への募金も行われ、サスティナブルにも配慮したサービスです。

低コストでインク補充の手間も少ないギガタンク
キヤノンの大容量インクタンク搭載プリンターは、ギガタンクと呼称されています。Gシリーズはキヤノン独自の測定方法で算出されているので、他メーカーとの単純な比較はできませんが、A4カラー文書約1.0円、モノクロ約0.5円の低コストで印刷できます。インクボトル1本でブラック約6000枚、カラー約7700枚の印刷ができるのでインク補充の手間も少なく済み、大量印刷に適したプリンターです。

多くの用紙がセット可能で大量印刷に便利
G6030には、用紙カセットと後トレイが搭載されています。普通紙の場合、用紙カセットに250枚、後トレイに100枚の合計250枚がセットできます。大量に印刷する場合でも途中で用紙を補充する手間が少なく、効率的にプリントできます

G6030の仕様

価格
参考:3万7078円(税込み・Amazon 23/5/24現在)

ランニングコスト
A4カラー文書 約1.0円
A4モノクロ文書 約0.5円

対応カートリッジ
GI-30PGBK ブラック
GI-30C シアン
GI-30M マゼンタ
GI-30Y イエロー
※ブラック 約2100円~、カラー 各約1300円~(Amazon 23/5/24現在)

DesignJet Studio A1 24インチモデル (5HB12A#BCD)

最後に紹介するDesignJet Studio A1 24インチモデルは、A1プラスサイズまで印刷できる大判プリンターです。CADの図面やポスターなどを印刷する事業所や、テレワークで大きなサイズの印刷が必要な人向けにおすすめです。大判プリンターとして世界で初めてカーボンニュートラルを実現したサスティナブルなプリンターでもあります。

DesignJet Studio A1 24インチモデル (5HB12A#BCD)の特徴

世界初のカーボンニュートラルを実現した大判プリンター
本製品の筐体には、再生プラスチックが採用されています。排出される二酸化炭素を削減して、カーボンニュートラルを実現した世界初の大判プリンターです。A1サイズの線画データの印刷を、約26秒で行える性能を有しています。

コンパクトでデザイン性も高い
大判プリンターとしてはコンパクトな、1013×680×932mmのサイズも特徴です。ホワイトのボディカラーと木目調のトップカバーがおしゃれで、インテリアとも調和しやすいデザインです。オフィスにも個人宅にも、違和感なく置けます。

スマホとの連携機能も
本製品は無線LANを搭載していて、スマホでのセットアップが可能です。HP Smartアプリを使うことで、スマホからモバイル印刷もできます。無線LANとの同時使用はできませんが有線LANにも対応しているので、使用環境に合わせて選択できます。

DesignJet Studio A1 24インチモデル (5HB12A#BCD)の仕様

価格
参考:22万8975円(税込み・楽天市場 23/5/24現在)

ランニングコスト
A1 CAD(高速エコノ)約4.3円

対応インクカートリッジ
HP712B ブラック 38ml 3ED28A
HP712B ブラック 80ml 3ED29A
HP712 シアン 29ml 3ED67A
HP712 マゼンタ 29ml 3ED68A
HP712 イエロー 29ml 3ED69A
※ブラック38ml約3800円~、ブラック80ml約5400円~、カラー各約3400円~(Amazon・楽天市場 23/5/24現在)

サスティナブルなプリンター4機種のスペック比較表

製品名 EW-M873T PX-S505 G6030 DesignJet Studio A1 24インチモデル(5HB12A#BCD)
メーカー エプソン年 エプソン キヤノン HP
発売年 2020年 2023年 2019年 2020年
参考価格 5万9980円 1万円 3万7078円 22万8975円
本体サイズ
(幅×奥行×高さmm)
403×369×162 392×264×148 403×369×195 1013×680×932
カラー印刷速度(A4文書 毎分) 約12枚 約4.7枚 約6.8枚
モノクロ印刷速度(A4文書 毎分) 約16枚 約9.0枚 約13.0枚
印刷解像度(dpi) 5760×1440 5760×1440 4800×1200 2400×1200
Wi-Fi
自動両面印刷 × ×
最大用紙サイズ リーガル リーガル リーガル 最大用紙幅610mm
最大給紙枚数 150枚 100枚 350枚 ロール紙1本
カラー印刷
コスト(A4文書)
約1.8円 約14.4円 約1.0円
モノクロ印刷
コスト(A4文書)
約0.7円 約4.5円 約0.5円

***

サスティナブルなプリンター4機種を紹介しました。サスティナブルな製品であることは、地球環境維持が重要な問題となるにつれて、製品選びの重要なポイントになってきてきます。

今回紹介したプリンターは、サスティナブルなプリンターであると同時に、性能的に見てもそれぞれに魅力的な製品です。自分のニーズに合った製品を選びつつ、地球環境の保護にも貢献できるので、プリンターの購入や買い替えを検討する際には本記事をぜひ参考にしてください。

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