インクジェットプリンターのSC-PX5VⅡってなあに
どんなプリンター
SC-PX5Vは、2015年にエプソンから販売されたA3ノビ対応のインクジェットプリンターです。
EpsonUltraChromeK3インクを新しく採用したことにより、より深い黒や階調性の広がりを実現し、色の表現をよりパワーアップさせることができるようになりました。
最小1/5760インチのドット間隔でプリントできる5760dpiを実現し、新たな画像処理技術と組み合わせることで階調性が上がり、高精細なプリントを生み出します。
SC-PX5VⅡの特徴
SC-PX5VⅡが採用している新しいインクEpsonUltraChromeK3インクは、従来のK3インクに比べてさらに黒の深度をアップさせ、より精緻で立体的な表現が可能となり、暗部から細部にいたるまで忠実に再現できるようになっています。
また、新フォトブラックインクの濃度が1.5倍に向上しており、濃く深い引き締まった黒によってモノクロプリントの暗部のトーンを細かく、かつ忠実に再現できます。
さらにカラープリントも従来に比べて色鮮やかに仕上げることができ、作品のインパクトを強くすることができるようになりました。
また、新マットブラックは、かつてのK3インクに比べて用紙表面へのインクが定着しやすくなったことで重厚感のある黒の再現ができるようになっているのです。
純正用紙のみならず、幅広いマット系用紙でもしっかりインクが定着でき、作品の狙いに合わせて最適な用紙をユーザー自身が選びやすくなり、表現の自由度も広がっていきます。
マンセル色彩研究所と共同で生み出した最新色生成テクノロジーであるLCCSが採用され、8色インクで1,840,000,000,000,000,000通りの組み合わせから階調性や色再現域、粒状性、光源依存性がそれぞれ最適になるように選び出して、常に安定した高画質を叶えることができます。
また、ビビッドマゼンタインクとビビッドライトマゼンタインクを採用し、これまで色再現が難しいとされていた深い海の青や彩度の高いピンクなどのようなブルー、マゼンタ領域の色域も拡大できるようになりました。
作品づくりに役立つ仕様
EpsonUltraChromeK3インクによって、K3インクよりも濃度を高めたフォトブラックや用紙の表面付近に定着しやすいマットブラックの採用によってクリスピア(高光沢)やVelvetFineArtPaperのような純正用紙のみならず他社製の用紙も幅広く対応できるようになっています。
これによって画材用紙のような様子を使うなど作品によって使い分けることができ、作品づくりの幅が広がるのです。
A3ノビ幅のロール紙対応のため、パノラマ写真といった自由度の高いプリントが可能になっています。
また、大判プリントや大量印刷などのハードユースに対応した大容量インクを搭載していますから、インクの交換頻度も削減できるようになっているのです。
SC-PX5VⅡのインクカートリッジ一覧
オープンプライス 各:約2000円 (Amazon参考’20/3/13)
ICBK79(フォトブラック)
IVMB79(マットブラック)
ICC79(シアン)
ICVM79(ビビッドマゼンタ)
ICGY79(グレー)
ICLC79(ライトシアン)
ICLGY79(ライトグレー)
ICVLM79(ビビッドライトマゼンタ)
ICY79(イエロー)
IC9CL79(9色セット)
エプソンSC-PX5VⅡで印刷できる紙
松本洋紙店の取り扱っているインクジェット用紙はこちらの機種は
すべて対応しているので選択肢としては豊富です。
写真用紙、マット紙や光沢紙だけではなく、様々な特殊紙も印刷可能です。
https://www.moriichi-net.co.jp/c/cat21