現代は「写真印刷」ひとつとっても、スマホから小さな写真をプリントするのに特化したモデルなどもあり、プリンターはますます機能別、用途別に細分化しています。そこで「紙のブログ」では、紙の専門家であるスタッフが、ユーザーの「●●がしたい!」に「これです!」とプリンターをバシッとおすすめする記事を作りました!
第2回は「カラーは要らないから、ビジネス向けのタフなプリンター欲しい!」という要望にお応えします。文字中心の大量印刷を想定した、モノクロ インクジェットプリンターのおすすめ機種「PX-K150」をご紹介します。
PX-K150は、モノクロ印刷のみ可能な単機能プリンターで多機能な製品ではありませんが、その分価格が安いことが大きな特徴です。ランニングコストも安いので、カラー印刷やスキャンの機能が必要ない人で、コストを重視してプリンターを選びたい人には持って来いの製品となっています。
【参考】
エプソン PX-K105
導入コストが安く、ランニングコストも安い
PX-K105のAmazonにおける実売価格は6900円(22/7/25現在)。モノクロ単機能プリンターで機能的には制限された製品ですが、導入にかかるコストは極めて安いプリンターです。
ランニングコストは、A4文書1枚約2.8円。エコタンク搭載モデルにはおよびませんが、かなり低コストなプリンターです。約5万ページと高い耐久性もあるので、すぐに修理したり買い替えたりする必要もありません。コストを抑えたい人は魅力的なプリンターとなっています。
印刷スピードが速く業務効率も上がる
PX-K105の印刷速度は、A4文書毎分約15枚です。低価格帯のプリンターとしては十分なスピードがあります。業務効率を求められる、ビジネス向けのプリンターです。
採用しているインクは、水に強くにじみにくい顔料インクです。文字をくっきり読みやすく印刷でき、マーカーで線を引いてもにじみにくい特徴があるので、この点もビジネス用途に適しています。
用紙対応力が高くハガキや封筒の印刷も可能
本製品はさまざまな用紙に対応可能で、ハガキなら通常のハガキだけでなく往復ハガキにも、封筒なら洋形封筒1~4号、長形封筒3号4号の印刷が可能です。紙の厚さは、坪量64~256g/㎡まで対応しています。
なお、「坪量」という単位に馴染みがない人は、坪量64g/㎡はコピー用紙くらい、坪量256g/㎡は厚めのポストカードくらいとイメージしてください。より詳しく知りたい方は、以下の記事でも解説しています。
PX-K150のスペック表
製品名 | PX-K150 |
---|---|
メーカー | エプソン |
発売年 | 2012年 |
参考価格 | 6900円 |
本体サイズ(幅×奥行×高さmm) | 392×264×148 |
モノクロ印刷速度(A4文書 毎分) | 約15枚 |
印刷解像度(dpi) | 1440×720 |
Wi-Fi | ○ |
自動両面印刷 | × |
最大用紙サイズ | リーガル |
最大給紙枚数 | 100枚 |
モノクロ印刷コスト(A4文書) | 約2.8円 |
用紙に関する補足
最後に、プリンターで使用する用紙について補足します。この紙のブログや松本洋紙店のYouTubeチャンネルでも解説しているのですが、プリンター用紙はその素材や加工法の違いから、インクジェット用、レーザープリンター用、両対応と、大きく3種類に分かれています。
それぞれのプリンターの専用紙は、印刷方式に合った表面加工がなされていて、より鮮明に印刷できます。一方、逆に使用すると上手に印刷できなかったり、プリンター故障の原因になったりします。プリンター用紙を購入するときは、使用するプリンターと対応したものを選んでください。
松本洋紙店では、インクジェット用・レーザープリンター用の各種用紙を取りそろえています。必要なサイズへの断裁加工も可能なので、ぜひご利用ください!
↓↓↓紙のプロ・松本店長がインクジェット用紙とレーザープリンター用紙の違いを解説!紙専門チャンネル・松本洋紙店YouTubeへ↓↓↓