紙のコラム

感謝の手紙を書く時に知っておきたいこと

節目の季節になりました。

お世話になっている人に挨拶をしたり、年賀状を出したりされていることと思います。

  • ギフトを受け取ったとき
  • お祝いしてもらったとき
  • 励ましてもらったとき

わたしたちは日常のさまざまな場面で、周りの人から好意を受けています。

形式張って行われるものだけでなく、何気ない日常の中にも立ち止まってみると多くの好意に恵まれていることに気づくことでしょう。

それらに対して、ただメールや口頭で「ありがとう」だけ伝えるのも良いですが、手間暇をかけて感謝や喜びの気持ちを手紙に書いて伝えると、より互いの心の距離が縮まります。

手書きの手紙を受け取る喜びは、機会が減っている現代において、また格別です。

とりわけやり取りする手紙には、お礼の手紙が多いのではないのでしょうか。

この記事では、感謝の手紙を書く時に、どのような心がけでどのように書くと良いのかについてのヒントをお伝えします。

さっと読める内容ですので、ぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです。

手紙の書き方〜具体的に誠実に書く〜

手紙を書く際は、お礼の手紙を書くことが多いのではないのでしょうか。

そんな時に心がけたいのが、

具体的にかつ誠実に書く

です。

例えば、以下の二つを比べてみましょう。

  1. いつも見守ってくださり感謝しています。
  2. ミスをした時も、成果を出した時も、労いのお言葉を下さり感謝しています。

まだまだ具体的に書くことは出来るのですが、この時点でも②のほうが具体的であることが理解頂けると思います。

判断基準は、「どこかに載っていそうなテンプレではないか」にすると良いでしょう。

具体的であるほど、オリジナリティが増し、感謝の気持ちがより伝わります。

また、感謝の手紙を書くことは、人生のターニングポイントであることも少なくないでしょう。

それらのときには、感謝だけでなく、今後の人生にのぞむ前向きな気持ちや、具体的な抱負を添えると、より誠実さが伝わります。

そして、もう一つ大切なことは、

嘘や誇張を書かない

ことです。

お礼の手紙というと、品格のある言葉を綴りたいと思うこともありますが、受け取る相手にとっては、等身大の言葉のほうが心に響くものです。

誇張せずに、自分らしい言葉で、誠実に感謝の気持ちを伝えましょう。

手紙アイテムの選び方〜相手に合ったものを選ぶ〜

手紙には、封書、一筆箋、はがき、カードと、さまざまな種類・形式があります。

さらには、それぞれのアイテムの中でも、フォーマル度が高いものからカジュアルなものまでたくさんの種類があります。

実際に、どれを使用するのが良いか選ぶ際に迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。

プライベートの付き合いの人に手紙を贈りたい時には、相手の趣味やセンスを参考にカジュアルな便箋を選ぶと良いでしょう。

多少の装飾や鮮やかな色合いもプライベートシーンでは、相手が拒まない人でなければ、積極的に活用すると良いです。

一方で、ビジネスシーンではプライベートシーンよりも、より一層、相手に失礼にならないよう気を配ることが大切です。

選ぶ時の参考として、以下のようなものがあります。

  • 一般的に、縦書きの方が礼儀正しさや格調高い印象を与えることができる。
  • 縦書きは日本語の美しさも強調出来るため、ビジネスシーンに適している。
  • 品格や信用を重視して、上質なステーショナリーペーパーがオススメ。

相手に好印象を与えるために吟味されたステーショナリーペーパー。

便箋と封筒の一式をステーショナリーといいます。
これを同じ用紙で揃えることで、よりフォーマルな印象を与えることが出来ます。

よく見かけるレターセットのようなもので大丈夫です。

要は整っている印象を与えることが大切です。

上記を気をつけ、

  • 「相手との関係性」
  • 「書く内容」
  • 「形式(フォーマット)」

の3点を考慮し、適切なアイテムを選びましょう。

まとめ〜感謝の手紙を書こう〜

以上、感謝の手紙を書く上でのお役立ち情報をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。

いくらかオススメを述べてきましたが、絶対的な正解などありません。

結局のところ、

相手に喜んでもらえること

これさえクリアできればオッケーです。

相手のことをよく知っておくことが大前提ですね。

とはいえ、関わりの少ない人であっても、無難なレターセットを選んでぜひ感謝の手紙を書きましょう。

出会いが溢れている現代において、他の人よりより印象に残ってもらうための手段にもなります。

感謝の手紙を書くことで、そこから関係性が深まってくることもあることでしょう。

2021年、『感謝の手紙を書く』を習慣にしてみませんか。