紙を注文するときに耳にする「連量(れんりょう)」「斤量(きんりょう)」など。
印刷・紙業界の方は聞き慣れた言葉かと思いますが、普通の方は聞き慣れない言葉ではないでしょうか?
松本洋紙店でも初めて紙を注文するお客さまからこういった質問を寄せられることがあります。たしかに、何に対する重さなのか良くわからないかと思います。
今回はそんな紙や印刷初心者の方のために、紙の厚みに関する用語を詳しく説明していきます。
斤量(きんりょう)って何?
斤量とは 、用紙の厚さを表す単位です。
原紙1,000枚の時の重さ(kg)を表します。
同じ紙の種類の場合、レザック203kg・レザック250kg・レザック302kgでは、数値が低いほど薄く、数値が高いほど厚い紙となります。
また異なる紙の場合は、同じ斤量であっても厚さが異なります。
※原紙とは・・・製紙工場ででき上がったままの大きさの紙。全紙とも呼ばれています。
標準寸法はA列本判625mm×880mm、B列本判765mm×1085mm、四六判788mm×1091mm、菊判636mm×939mm、ハトロン判900mm×1200mm。
坪量(つぼりょう)とは
坪量(つぼりょう)とは、用紙重量の表し方で1m²当たりの用紙の重さのことです。
g/m²(グラム平米)で表示します。
米坪(べいつぼ)、メートル坪量と呼ぶこともあります。
松本洋紙店では、商品名や価格表に記載しています。
連量(れんりょう)とは
連量(れんりょう)とは、1連の紙の重量のことをいい、kg(キログラム)で表示されます。
*同じ厚さの紙でも規格(原紙寸法)が変わると数字が変わります。
ある一定のサイズの紙1,000枚のことを1連と呼びます。
ちなみに板紙の場合、100枚で1ボード連・1BRと表します。
紙の厚さの目安
厚さとより分かりやすくするために、厚さの目安を表にしました。
左から、厚さ・用途・坪量・斤量(連量)です。
目的や用途によって紙の厚さを使い分けてくださいね。
※mmは紙によってかわります。プリンタの対応サイズをご確認ください。
まとめ
紙の厚さについてわかりましたでしょうか?
松本洋紙店の商品はお客さまに分かりやすいよう、連量だけではなく1枚の紙の厚さも記載しています。なので「斤量」や「連量」、「坪量」が分からなくてもご安心ください。
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このMS上質紙を例にあげると、81.4g/㎡が連量で、その下にある0.09mが1枚あたりの厚さです。
厚みに関してお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。