こんにちは!ボードゲームカフェ店員の経歴を持つ「たかみぃ」です。
この記事では、ボドゲのプロの観点から、”ビジネスに活かせる”テーマのボードゲームやカードゲームをご紹介していきます。
今回は「シーンにあったデザインセンスが身につくボードゲーム」として、「トンマナ会議」を紹介します。
みなさんはトンマナという言葉をご存知ですか?
トンマナとは「トーン&マナー」の略で、テキストやデザインに一貫性を持たせるルールのことです。高級タワーマンションの広告が、一部分だけスーパーのチラシのような文字になっていたら違和感がありますよね。それを防ぐために、「トンマナを守る」といった用い方をします。
お題にふさわしいと思うトンマナに投票
このゲームの目的は「多数派でいること」です。
箱の中には、さまざまなデザインで”トンマナ”の文字が描かれたカードがあり、裏返して2枚を組み合わせるとお題が作成できるようになっています。
ちょうど写真中央に”ギャルのカフェ”というお題がありますね。
周囲にある6枚のデザインのうち、ギャルのカフェ(たとえば看板など)にふさわしいトンマナはどれでしょうか?
プレイヤーは各自、みんながどのカードを選びそうか考え、全員で一斉に指さします。
自分と同じカードを指さした人が誰もいなければ0点、自分以外に2人いれば2点といった具合に、同じ感性だった人数分の点数を得ます。
それを10回繰り返して、もっとも点数が高かった人が勝者です!
楽しみながらデザインについて考えられる
- デザインを選ぶだけのシンプルなルールで誰でも楽しめる
- 人によってデザインの捉え方が違うのが面白く、会話がはずむ
- 64枚ものデザインカードは見ているだけでデザインの勉強になる
お題カードの組み合わせも豊富で、同じお題でも遊ぶメンバーによってまた違った感性を楽しめる「トンマナ会議」。遊んだあとは、ふだん目にする広告もいつもと違った視点で見られるようになるかもしれませんね。
参考価格:2,500円(税込)
対象年齢:10歳以上
プレイ人数:3~6人
プレイ時間:15分
メーカー:とどのつまり