子供の頃「写し紙」で遊んだ経験はあるでしょうか？ 半透明の紙で下のものが透けて見えるので、イラストなどの上に置くと線をなぞって写し書きができるというものです。そんな写し紙は、またの名を「トレーシングペーパー」ともいいます。なぞって遊ぶだけでなく、さまざまな使い方ができるんですよ！

今回は、そんなトレーシングペーパーの特徴と使い方アイデアをご紹介します。

トレーシングペーパーってどんな紙？

こちらが松本洋紙店で扱っているトレーシングペーパーです。ご覧の通り、半透明で透けて見えるのが最大の特徴となっています。厚さは0.11mm。コピー用紙の2倍くらいですが、持ってみるともっと厚く感じます。

サイズはハガキサイズからA1まで各種揃えています。お好みのサイズにカットできる断裁加工も可能です。ただし、別途加工料がかかります。

そしてこちらのトレーシングペーパーは、ご家庭のプリンターで印刷が可能です。写真はレーザープリンター用ですが、インクジェットプリンターでも印刷できますよ！

こちらがインクジェットプリンターで印刷したものです。キレイに印刷できていますね！ インクが多すぎるとにじんでしまうこともありますが、インクジェットプリンターでも設定で用紙の種類を普通紙にすれば問題なく印刷できます。

トレーシングペーパーはこんなことにも使えます！

図面や型紙を写し取るためにも使われるトレーシングペーパーですが、ほかにもさまざまな用途に使えます。

●本やアルバムのカバー
トレーシングペーパーを使ったカバーなら、表紙や背表紙が透けて見えるので、カバーをかけていても何の本なのかわかりやすいです。

●ラッピング

トレーシングペーパーを使って、あえて中が透けて見えるラッピングにするのもおしゃれです。好きな絵柄や文字を印刷して、オリジナルのラッピングペーパーを作るのもいいですね！

●ウェディンググッズ
結婚式ではメニュー表やメッセージカード、のし紙などのペーパーアイテムを手作りする方も多いですよね。例えば、柄が入った紙に文字を印刷したトレーシングペーパーを重ねれば、一味違ったおしゃれなアイテムになりますよ。

●作品作り
イラストや本などの作品を作るときにも、トレーシングペーパーを使ってみてはいかがでしょうか。イラストの上に別のイラストを印刷したトレーシングペーパーを重ねれば、2枚重なり合った紙でひとつの絵を演出できます。そこから、さらに1枚めくると違う絵になるといった演出もできます。

今回は裏側が透けて見える紙、トレーシングペーパーをご紹介しました。透け感を生かした使い方は、ほかにも色々ありそうですね。プリンターで印刷も可能なので、アイデアはさらに幅は広がります。ぜひ、あなただけの使い方を見つけてみてくださいね。

↓↓↓紙のプロ・松本店長によるトレーシングペーパーの解説は、紙専門チャンネル・松本洋紙店YouTubeにて！↓↓↓