紙のブログ

こんにちは、松本洋紙店スタッフ落合です。

先日実家に帰り、何気なく本棚を見ていたら懐かしのマンガを発見。
矢沢あい先生の「ParadiseKiss」。(先生って書くの不思議な感じですね。笑)

中島美嘉さん主演で映画化された「NANA」や、22年前のマンガなのに最近KOSEのリップとコラボもしている「ご近所物語」、あと「天使なんかじゃない」辺りはアラサー世代の名作ですよね！

矢沢あい先生の作品は、時間が経っても色褪せないオシャレさや、その年代の切なさや葛藤や意思みたいなものがギュッと詰まっていて、何度も読んでいるのにその度に新しい発見があるとても味わい深いマンガです。

今だから気づいたトレーシングペーパー

そう、先ほど書いたように読むたびに新しい発見があるんです。
今回も久しぶりに読もうと、1巻の表紙をめくり、ちょっと嬉しい発見が。

そう、表紙をめくるとトルソーに着せられた美しいドレスのページがあるんですが、それがトレーシングペーパーだったんです。

わかりますか？
このトレーシングペーパーの透け感と、ドレスのプリント、

そしてめくり終わったあとに、ポツリと佇むトルソーとシルバーの背景。

高校生の頃は、何も考えずに綺麗な表紙だな〜という程度でしか、このページを見ていなかったのですが、松本洋紙店で紙を販売する中で、大好きなマンガが紙にこだわって作っていたことを知り、とても嬉しい気持ちになりました。

紙にこだわりを持たせるだけで、作品の表現力がグッとあがるんだな〜と改めて実感しました。パラキスを読んだことがある人は、この表紙だけで泣ける人もいるかもな、と思いながら、全5巻の表紙を写真に納めました。

パラキスと同じように、普段何気なく読んでいるマンガや本や雑誌にも、作り手のこだわりがたくさん詰まっていて、読み手としてそれを見つけられる人でありたいなと思いました。

最後に、私がパラキスで一番好きな言葉はこれです。

「少しの才能と溢れる情熱、それに伴う行動力。」

ParadiseKiss 1巻より引用

さ、お仕事がんばろう！

今回使用したトレーシングペーパーです。オリジナルサイズにカットできます。

おしゃれでかわいい！ビビッドな色味のレーザープリンター用のカラートレーシングペーパーです。詳しくはこちら